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2017/09/14

スーパースターヴァーゴ

720P動画

この間から始めたTimelapse の撮影も、なかなかいい素材が見つかりません。そんな中清水港には「スーパースターヴァーゴ」という豪華客船が毎週入港している事に気が付きました。調べてみると接岸は7:00am となっています。これなら暗いうちから、入港までを高台から撮れば何とかなるかも?と、寝る時には目覚ましもセットして就寝。ところが翌日目を覚ますともう外は白々としてきています。まだ夜明けは自分が思っていたほど遅くはなっていなかったようです。まぁ、船を撮るだけでもいいかと、出掛け、予定していた撮影ポイントに着き、カメラをセット。

絞り優先にし、f4 にセット。isoは800で始めました。かなり明るくなってきているので、この設定ではシャッタースピードは1/1600位になってしまいます。太陽が出てきたら飛んでもなく速いSSになってしまいそうですが、その時にはISOを下げてやればいいかと、このままでスタート。これまでに知り得た情報の中では、基本的に絞りは開放なのだそうです。これは絞りのエラー防止の為とか?
スタートしても最初の30分くらいは全く変化の無い画面。駿河湾のずっと沖に大きな船が見えていますが、まだまだ入港するには時間が掛かるだろうと、一旦撮影停止しました。撮影を再開したのは折戸湾に差し掛かってから。大きな船もここからでは左程大きくも見えません。でも、長時間の撮影になるので、その全景をカバーできる画角が必要です。ここはぐっと広角で我慢。さて、家に帰って仕事前にどんな具合なのか見てみました。雲の動きだけで、殆ど変化の無い部分は捨てると、結局使えるのは400枚程度でした。ここから先、動画にするためのソフト「LRTimelapse」はまだ無料の評価版の為に、処理できる写真枚数は400枚までの限定付きという事もあり、丁度いい枚数になりました。



LRTimelapse
この「LRTimelapse」はドイツの方が作ったTimelapse 用のソフトで、ADOBE のLightroom と連携して働く仕様の為、Lightroom が無いと使えませんが、自分が使っている写真管理・RAW現像ソフトはまさにこのLightroom なのです。
まずは画像を取り込み(取り込みはLightroom でも LRTimelapse どちらでもいいようです。)これをLRTimelapseで前処理?します。LRTimelapseで主にやる事は、一枚一枚の微妙な明るさの違い(シャッタースピードの微妙な誤差や絞り羽の微妙な開き方の差によるもの、また環境光の変化、カメラの設定の変更)による動画にした時のチラツキ(フリッカー)を無くす為の処理。勿論、Lightroom で出来る色調の補正も出来ます。
これらの連続した写真の途中の何枚かにキーフレームを設定し、キーフレームの間で、一枚一枚が少しずつ変化し、次の写真への極端な変化を和らげる事によりこのフリッカーの除去を行います。LRTimelapse の中でこの明るさの違いを調節し自然に繋がるような設定を各写真のメタデータとして書き込み、最終的にはLightroom でこのメタデータにより明るさを調節したRAW現像を行えば終了となる訳ですが、実際には様子を見ながら同じような作業を繰り返す事になります。このままLRTimelapseで動画の作成まで出来てしまいますが、いろいろな編集が出来るFinal cut pro X の方が使い慣れているので、出来上がった400枚の写真をFCPX に読み込み、一枚一枚の表示時間を1フレームにしてやれば完成になります。

このLRTimelapse の使い方についてはYOUTUBE に詳しい動画(3巻)が投稿されていました。
https://youtu.be/i96jSWbN5Js

2017/09/06

タイムラプス

最近はやりのTimelapse撮影に、EOS 5D mkⅢでトライしてみました。EOS 5D mkⅢ自体にインターバル撮影の機能は持っていませんが、Macbook Air にEOS を繋げ、入れてあるEOS Utility を使えばインターバル撮影は可能になります。有り難い事に、Macbookの方からカメラの設定も出来てしまう優れものです。

EOS Utility 起動中(Macbook Air)

しかし、Timelapse 撮影では時間も長時間になり、バッテリーが途中でダウンしてしまう事になりかねません。MacbookはAC電源に繋げば何とかなりますが、カメラの方はバッテリーに頼るしかありません。そこで、ACからカメラに給電するACカプラーを購入しました。CANONの純正品なら1万オーバーの代物ですが、社外品なら2600円程度で売られていました。amazon からさっそく購入。これでAC電源のあるところなら何とかなるようになりました。屋外の場合は車に付けてあるインバーターを使えば何とかなりそうです。
しかし、いちいちMacbookを繋げるのも面倒です。そこでインターバル機能付きのリモートスイッチならカメラ単独で出来るだろうと探してみました。やはりこれも純正品は1万オーバーでしたが、社外品なら1700円で見つかりました。レビューを見てみてもなかなかの評判です。これも早速amazon から購入。
Macbook Air に接続したEOS 5D  とインターバル機能付きのリモートSW

このリモートスイッチは優れもので、インターバル撮影は勿論、インターバルのB撮影時のシャッターが開いている時間までコントロールできてしまいます。これで1700円は驚きの価格です。流石 made in china !
試しに家の庭にある酔芙蓉の色の変化を5時間ほど掛けて撮影してみました。ところがこれが大失敗。望遠で屋外を狙って撮った所、風にあおられてとても見られるような動画にはなりませんでした。
翌日再度挑戦。今度は花の着いた枝を切って、室内での撮影にしてみました。朝から夕方までとり続け、これをMotion5 に取り込んで動画にしてみたところ、そこそこ観れる動画です。一瞬陽が当たった時にシャッターが落ちた所は旨くいきませんでしたが、初回にしてはまぁまぁ。
自分では単純に全ての写真をFinal cut pro X またはMotion5に流し込んで1秒間に30枚切り替えてやればこれで良いのではと思っていましたが、厳密に言うと、全体の流れを自然にする必要があり、その為のソフトも色々とがあるようです

LRTimelapse

その画面ですが、ドイツの方が作ったらしく、日本語版はありませんでした。英語なので苦労しながらも何とか使えました。ただし、これADOBE のLightroom が無いと使えないようです。自分の使っている写真管理・RAW現像ソフトはこのLightroom だったので使える事は使えました。無料版は限定付きで400枚までの写真しか扱えないようでした。しかし、試しに使って見る分には十分です。それに400枚あれば、30フレーム/秒 でも13秒の動画にはなります。
本格的にやるにはまだいろんな機材があるようですが、こんなの揃えだしたらキリがありません。まぁ、そこまでのめり込めたら大したものですが、さて、どうなる事やら。
しかし、一番大事なのはTimelapse 向きのいい被写体を見つける事が一番のようです。