2017/10/14

macOS High Sierra


Macの最新OSが「MacOS High Sierra」になりましたが、取りあえずはこのバージョンへの更新は見送っていました。というのもやはりOSのバージョンアップの時に毎度起きる、不具合報告がかなりあったのです。まずは、office2011はサポート外、iTunes が起動しない、等、他にも重大な問題があるようでした。

しかし新しいOSへの誘惑に負け、ダメだったら元に戻せばいいやと、とうとうバージョンアップしてしまいました。勿論、かなりのリスクはありましたからバックアップをとった上でのバージョンアップ作業です。

結果
バージョンアップは完全に失敗。バックアップ取っておいて良かったです。巷で流れている情報通りの結果で iTunesは起動できませんでした。初期設定ファイルを捨てる、セーフモードでの起動、PRAMのクリヤー、アクセス権の修復等、考えられる事は全てやってみましたが、やはりダメでした。こんな時はあまり深入りせず、次のバージョンアップデータを待つが得策と、TimeMachine でとってあったバックアップからリストアして元に戻せば、何事も無かったように全て問題無しでした。

やはり世間一般で言われるようにOSのバージョンアップはあまり早く手を出すものでは無さそうです。TimeMachine様様でした。

対策として "Kokonor" というフォントを使わないようになっていたら、これを使用可能に設定すれば良いようですが、暫くは待ってみるのが良いかと思います。

MAC でカシミール3D

10年ほど前に旧東海道を歩いて以来、いろいろな旧街道を歩いてきましたが、最初のうちはミスコースに悩まされました。ミスコース対策として、中古で手に入れたGARMIN の安いハンディGPSを使っていましたが、地図は無いので、事前に入力したウェイポイントを頼りにするしかなく、時々ミスコースをして無駄に歩く事もしばしば。
そのうちに日本でもiPhoneが発売される事になり、iPhone3が出ると同時に購入しました。
iPhoneはGPSも内蔵していましたから、東海道を歩く分には困る事も無く、便利に使っていましたが、次に歩いた姫街道では山道もありました。しかし、iPhoneのGoogleマップでは山道など表示されておらず、これは全く役立たずになりました。

DIY GPS
そのうちにGPSのログ記録だけに使っていたGARMINのハンディGPSも壊れてしまい、そこで使い出したのがiPhoneアプリの「DIY GPS」。これはDIY となっているだけに、地図は自分で用意しなくてはなりませんでした。国土地理院の地図をMACの画面に表示し、このスクリーンショットを撮って、これを何枚かPhotoshop でつなぎ合わせ、この画像をDIY GPS に読み込ませ、左上と右下の座標を入力してやれば出来上がり。これは便利でした。元々の地図は画像データですから、地図上にメモやスタート地点からの距離などを1キロ毎に書き込み、便利に使っていました。



カシミール3D
そのうちに、こうした地図はカシミールで作ると楽な事を知りましたが、カシミールはWindowsソフトでMacでは動きません。まぁ、仕方ないと諦めていたら、どうやらWindowsのソフトをMacで動かす方法があると!!
bootcamp や市販されているエミュレーターソフトもありますが、フリーソフトで何とかなるようです。
調べてみたところ、WineというWindowsエミュレーターを使えばいいようですが、このインストールがかなり厄介なのだそうで、このインストールを自動でやってくれるMikuinstallerというものがあるようです。勿論このMikuinstallerも無料で提供されていました。
インストールには時間は掛かりましたが、何とか無事起動でき、その後はこれを使い、コースのgpxデータ、ウェイポイント、地図の作成など、随分便利になりました。国土地理院のサイトからダウンロード出来る、標高データも取り込み標高グラフも使えています。

MACで動いているカシミール3D
Geographica
そのうちにそれまで使っていた「DIY GPS」が進化し「Geographica」に進化し、ますます便利なアプリになっていきました。このGeographica の作者自身もかなりハードな登山をする方らしく、実際の登山の中で改良を重ねてきているので、現在では満足度 100% で毎回の街道歩きに使っています。冬山登山で低温環境テストまでしているといいますから凄いです。
Geographica

MACで無理して使っているカシミール3Dですから、これまでは一部不具合もありましたが、今年初め「NXWINE」というものを使って改めてカシミール3Dのインストールをしたところ、殆どの不具合は消えました。おまけにこれまでは使う事の出来なかったウェイポイントなどに置くアイコンも使えるようになり、現在は問題無しの状況で使えています。
しかし、MACネイティブのカシミール、出してくれないかなぁー......。


2017/10/02

safariのカラム落ち 解決!!

safari でもカラム落ちしていません
半年以上悩み続けてきたBootstrap のグリッドシステムでのカラム落ち、それもsafariだけに起こる現象のため訳が解らず既に半年以上、というかそろそろ1年経ってしまいます。
問題の起きるブラウザはsafariだけなので(iPhoneのsafariやchromeでも起きていましたが..)いささかもうどうでも良くなっていました。
それでも出来る事なら問題解決してスッキリしたいところです。
今までも、原因はこれだ!!思いつく度に何回も試して来ましたが、最終的にはどれもダメでした。再々再々再々再々度のトライでようやく何とかなったような....

まずは各カラムの幅指定を改めてcssの中でしてみました。bootstrap の既成のクラスの中で指定されていると思いますが、cssの中でこの幅指定を変えてみました。




.col-sm-4{
width: 33.2%;
}
.col-sm-3{
width: 24.9%;
}


早い話、全体で100%にはならないようにしただけの事。
bootstrap のcssの中で は4カラム使う場合は33.33333%となっているのだと思いますが、カラム落ちするという事はカラム幅がオーバーしている事なのだろうと、これを少しだけ減らしてみたのです。結果はバッチリ。safariでもカラム落ちは起きませんでした。どうやらsafari の中での画面幅の扱いがchrome や firefox とは少し違うようです。
これで万事解決と思い、これまで作ってきたページを全て修正して一件落着、と思いきや、iPhoneで見てみるとパソコンで見る画面そのままで1カラム表示に切り替わってくれていません。
ここでまたまた頭の悩みが増えました。

ええーー、どういう事なんだ? どうも訳の解らない動作をします。
そこで思いついたのがメディアクエリによる各ブレークポイントでの幅指定。
試しに768pxにブレークポイントを作り、それ以下での表示を100%にしてみました。
具体的なcssは以下のような簡単なものです。

@media (max-width:768px){
.col-sm-3, .col-sm-4 {
width: 100%;
}
}


ナント、これが大当たり!

慣れている専門の方には何でも無い常識的なことなのでしょうが、66歳の頭にbootstrap を理解させるのは結構厄介です。でもまぁ、解決出来たのですから、凄いーーく嬉しい!!!

2017/09/19

Macbook Pro13 半年経過

MacbookPro13 7ヶ月目に突入

壊れてしまったiMac27inchの後継機として購入したMacBook Pro 13がは使用7ヶ月目に入りました。

これまで、最初の設定でトラブった以外には全く問題なしで、安定して毎日働いてくれています。
これまで最高の満足度だったMacBook Air11”を越えて、これまで購入したパソコンの中でも一番の満足度です。

これはAppleストアでのBTOで出来る限り高スペックの組み合わせにした事によるものなのででしょうが、高価格というマイナスを十分に打ち消すことのできるこの半年間でした。

一番気がかりだった"Final cut pro X"でのビデオ編集も、13inchの画面でも作業の工程毎に必要な画面だけに切り替えていけば問題なく編集出来るレベルでした。
結局は使いようなのだと。

1TBのSSDにした事と、16GBのメモリ、i7にしたCPUなどにより、その処理スピードももの凄く早い、と言うほどでもありませんが、ストレスを感じない範囲で作業出来ています。これは意外でした。

ディスプレイは超キレイ!
購入時には27inchのディスプレイは必須、と思っていましたが、慣れてしまうと、さほど必要も感じなくなってしまい、未だに未購入です。でも、やはり大画面ディスプレイは欲しいですね。
純正品ではかなり高額になってしまいますが、社外品なら結構安くなってきています。

Macbook Pro13のディスプレイは最高解像度にすると 1680x1050px。画面のスクリーンショットを撮るとこの画像サイズは3360x2100pxになります。
と、言う事は1dot4pxで1680x1050を表示していると言う事になります。
道理で画面が綺麗な訳です。

画面はかなり綺麗で、自分の写真の腕が上がったのか?と思うほどですが、これはやはり画像の表示品質が上がった事による錯覚でしょう。

キーボードカバーを付けました

なかなか慣れないキーボード
これまでもなかなか慣れる事の出来なかったあのキートップのピッチが狭く、ストロークもほんの僅かしか無かった不評をかっているキーボードですが、これもようやく少し慣れたかな?といったところ。
iMacのフルキーボードとは微妙に各キーの位置が違うので最初は流石にタイプミスが目立ち苛つきました。もう少し早く慣れるのかと思っていましたが、是に慣れるには結構な時間を要しました。
出来る事なら、もう少しストロークが欲しいです。

起動音が無いと不便
これまで慣れ親しんできたMacの起動音がHigh Sierra からは消えてしまいました。これで不便になったのはMacではお馴染みのPRAMのクリヤーする時のタイミングです。

「option」+「command」+「R」+「P」を同時に押して起動し、起動音が2回鳴ったところで離す、というあの動作が、起動音がしない為に指を離すタイミングが分からないのです。
説明によれば電源を入れて、即、この4つのキーを押し、20秒経ったら離すとなっています。

しかし、全く音もインジケーターも無いので、電源が入った事すら確認出来ないのです。
これだけは何とか元に戻してほしいものです。

トラックパッドは100点満点
iMacで使っていたMagic Mouse 2 を使おうと思っていましたが、トラックパッドの動きが秀逸で、その為に買い換えたばかりだったMagic Mouse 2がゴミ化しています。

あとは心配なのは故障です。これはAppleCareに入れてあるので、3年の間は何とかなります。でも、保険がきくと言ったところで、故障すれば厄介だし、何事も無しでAppleCareが無駄になるのが一番です。
何事も起きませんように!

半年間使ったMacbook Pro の使用感でしたが、これを選んで公開する人ってまず居ないのでは無いか?と思える程出来の良いパソコンです。作りも高級感有るし、昔のプラチック筐体の頃に比べると雲泥の差が感じられます。


2017/09/14

スーパースターヴァーゴ

720P動画

この間から始めたTimelapse の撮影も、なかなかいい素材が見つかりません。そんな中清水港には「スーパースターヴァーゴ」という豪華客船が毎週入港している事に気が付きました。調べてみると接岸は7:00am となっています。これなら暗いうちから、入港までを高台から撮れば何とかなるかも?と、寝る時には目覚ましもセットして就寝。ところが翌日目を覚ますともう外は白々としてきています。まだ夜明けは自分が思っていたほど遅くはなっていなかったようです。まぁ、船を撮るだけでもいいかと、出掛け、予定していた撮影ポイントに着き、カメラをセット。

絞り優先にし、f4 にセット。isoは800で始めました。かなり明るくなってきているので、この設定ではシャッタースピードは1/1600位になってしまいます。太陽が出てきたら飛んでもなく速いSSになってしまいそうですが、その時にはISOを下げてやればいいかと、このままでスタート。これまでに知り得た情報の中では、基本的に絞りは開放なのだそうです。これは絞りのエラー防止の為とか?
スタートしても最初の30分くらいは全く変化の無い画面。駿河湾のずっと沖に大きな船が見えていますが、まだまだ入港するには時間が掛かるだろうと、一旦撮影停止しました。撮影を再開したのは折戸湾に差し掛かってから。大きな船もここからでは左程大きくも見えません。でも、長時間の撮影になるので、その全景をカバーできる画角が必要です。ここはぐっと広角で我慢。さて、家に帰って仕事前にどんな具合なのか見てみました。雲の動きだけで、殆ど変化の無い部分は捨てると、結局使えるのは400枚程度でした。ここから先、動画にするためのソフト「LRTimelapse」はまだ無料の評価版の為に、処理できる写真枚数は400枚までの限定付きという事もあり、丁度いい枚数になりました。



LRTimelapse
この「LRTimelapse」はドイツの方が作ったTimelapse 用のソフトで、ADOBE のLightroom と連携して働く仕様の為、Lightroom が無いと使えませんが、自分が使っている写真管理・RAW現像ソフトはまさにこのLightroom なのです。
まずは画像を取り込み(取り込みはLightroom でも LRTimelapse どちらでもいいようです。)これをLRTimelapseで前処理?します。LRTimelapseで主にやる事は、一枚一枚の微妙な明るさの違い(シャッタースピードの微妙な誤差や絞り羽の微妙な開き方の差によるもの、また環境光の変化、カメラの設定の変更)による動画にした時のチラツキ(フリッカー)を無くす為の処理。勿論、Lightroom で出来る色調の補正も出来ます。
これらの連続した写真の途中の何枚かにキーフレームを設定し、キーフレームの間で、一枚一枚が少しずつ変化し、次の写真への極端な変化を和らげる事によりこのフリッカーの除去を行います。LRTimelapse の中でこの明るさの違いを調節し自然に繋がるような設定を各写真のメタデータとして書き込み、最終的にはLightroom でこのメタデータにより明るさを調節したRAW現像を行えば終了となる訳ですが、実際には様子を見ながら同じような作業を繰り返す事になります。このままLRTimelapseで動画の作成まで出来てしまいますが、いろいろな編集が出来るFinal cut pro X の方が使い慣れているので、出来上がった400枚の写真をFCPX に読み込み、一枚一枚の表示時間を1フレームにしてやれば完成になります。

このLRTimelapse の使い方についてはYOUTUBE に詳しい動画(3巻)が投稿されていました。
https://youtu.be/i96jSWbN5Js